AGAとは「エージーエー」と読み、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。 成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。
当院ではAGA治療を積極的に行っております。お悩み、ご心配の方は、お気軽にご相談ください。
思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。抜け毛が進行し、薄毛が目立つようになります。
★詳細はMSD 提供の薄毛・抜け毛に悩む男性のための情報サイト「AGA-news」をご覧ください。
AGAの脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、これが原因物質であることが判明しています。DHTは男性ホルモンのテストステロンから作られ、このDHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合すると、成長期が短くなります。そのため毛髪が長く太い毛に成長する前に抜けてしまいます。十分に育たない細く短い毛髪が多くなることで、全体として薄毛が目立つようになります。
AGAは抜け毛・薄毛がゆっくりと進行していきます。とくに額の生え際や頭頂部の髪から薄くなります。毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。 AGAでは太く長い髪毛はなくなって薄毛になっていても、うぶ毛は残っています。
AGAの治療薬としては、民間療法で効果が定かでないものは除いて、飲み薬のタイプと頭皮につけるタイプがあります。
タイプ | 成分 |
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飲み薬 | プロペシア®(フィナステリド) |
頭皮に つける | フロジン液®(塩化カルプロニウム) レアップ®(ミノキシジル) |
飲み薬のタイプのプロペシアは原因物質であるDHAを減らすことで髪の毛を太く長く育てるお薬です。これに対して、頭皮につけるタイプのお薬は局部での血流を増やして頭皮に栄養を与えることで発毛を促します。
どちらのタイプも急には効果は出ません。数ヶ月間正しく使用することで効果が現れます。 プロペシアについては、5年間服用された方の 90 %で、抜け毛の進行を抑える効果、あるいは改善効果が認められています。
AGA 治療薬は健康保険が適用されませんので自費診療となります。H27年9月からフィナステリド(プロペシアの後発品)28錠で5,000円(処方のためには診察が必要です)。数ヶ月間治療を続ける必要があります。